喘息
このような症状はありませんか?
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咳がよく出る
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深く息を吸った時や咳をしたと時に胸に鋭い痛みを感じる
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夜咳で起きてしまうことがある
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よく痰がからむ
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運動すると苦しくなる
上記に当てはまる項目がある方は喘息の恐れがあります。是非医師にご相談ください。
喘息とは?
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喘息とは、気管支の慢性的な炎症が原因で気道自体が狭まっている状態の事を言います。それにより空気の通りが悪くなってしまうことで喘鳴や咳、呼吸困難などの症状が現れます。喘息の人は、発作がおさまっていても炎症は起きており、ちょっとした刺激で上記の症状に陥ることがあります。日本では、子供の6%、大人の4%が喘息にかかっているといわれています。
子どもの場合、比較的男子に多く見られます。その原因はアレルギーが主であるといわれています。小学校高学年になると落ち着くことがあるが、20~30歳になると再発することがあるので注意が必要です。大人の喘息は、6~8割が大人になってから初めて経験し、男女比に差はありません。子どもの喘息と違い原因の特定ができないケースが多いとされています。
喘息の検査
気道過敏性テスト
気道過敏性テストでは、薄めた薬品を吸引していただき気管過敏性を測定していきます。
薬品の濃度を次第に高めていくことで喘息の程度を判定することができます。
検査よって気管支収縮が起きた場合にも、気管支拡張剤を用意しておりますので安全に検査を実施することができます。
呼気NO検査(NO=一酸化窒素)
呼気NO検査とは、NO(一酸化窒素)という気道に好酸球性炎症がある場合に反応する。
物質を吸引していただき反応を見る検査です。
NOは喘息で特異的に上昇するので喘息の診断が可能です。
上記の検査に加え、医師の判断で血液検査、皮膚検査、胸部レントゲン撮影などを実施する可能性があります。
受診の流れ
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来院・オンライン問診の予約をします。
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問診にて医師に症状の特徴や経過を伝えてください。
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検査を受けます。
・血液検査、皮膚検査
・胸部レントゲン撮影
・気道過敏性テスト
・呼気NO検査(NO=一酸化窒素)などの検査を受けていただきます。
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医師から診断を受けます。
喘息の原因は?
喘息の原因はアレルゲンによるものとそれ以外の大きく2つに分けられます。
アレルゲンによるもの
ダニ、ハウスダスト、ペット、花粉など。
アレルゲン以外によるもの
運動、タバコ、ストレス、感染症、天候、大気汚染など。
喘息の治療法
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現在最も有効とされているのは、吸入ステロイドを用いた治療法です。この薬を患部に浸透させることで、炎症を落ち着かせて健康な状態を維持することができます。
ステロイドとは一般的に副作用がある薬というイメージを持たれている方が多いと思います。ですが、吸入ステロイドは患部にのみ作用するので、安心して長期間利用することができます。
他にも漢方を用いた治療法もありますが、漢方は即効性がないため発作を起こしやすい人には不向きとされています。程度によっては、アレルゲンを日常的に避けることで改善を見込める場合もあります。喘息の改善には時間がかかります。なので医師の協力が不可欠です。
医師に相談し、自分にあった治療法を探しましょう。出典
お困りの方は当院へ
喘息は多くの方が悩まされている病気です。気になる症状がある方は、お力になれることがあるかと思いますので当院までお越しください。