気管支炎
気管支炎
気管支炎とは、空気の通り道となる気管や気管支に炎症が起きている状態です。主な症状としては、咳や痰が続くことです。気管支炎には種類が存在し、ウィルス感染が原因で発症している場合もあるので、放置せず医師に相談するようにしましょう。
気管支炎には、急性気管支炎と慢性気管支炎があり、基本的に急性気管支炎は自然治癒します。喉の痛みや咳は対症療法で和らげることで対処していきます。
一方慢性気管支炎は症状が何か月も続きます。アレルギーや喫煙、有害物質など疑われる要因が多いため、原因を知るためにもセルフケアだけで対処するのではなく、受診が必要になります。上記のように種類によっては自然治癒も可能ですが、種類を判別するためにも、まずは受診するようにしましょう。
気管支炎は、大きく慢性気管支炎と急性気管支炎の2つに分けられます。原因や症状によって、対処法が変わるので医師に相談することを推奨いたします。また、種類に関わらず、高齢者は気管支炎をきっかけに肺炎など危険な病気にかかってしまう可能性があるので、咳や痰が続いている方はすぐに受診しましょう。
慢性気管支炎は数か月に渡って咳や痰が続き、粘り気のある痰が出ることが特徴的な症状です。原因は、喫煙習慣や加齢、空気中の有害物質などです。特に、体力が衰えている高齢者が患った場合、呼吸器感染症をきっかけに肺炎などに発展してしまう可能性があるため、注意が必要な病気です。
急性気管支炎は、咳や痰に加え、関節の痛みや発熱などの症状が現れることがあります。
原因で最も多いのは、ウィルス感染です。その他、細菌感染やマイコプラズマ、クラミジアなどの感染が原因となっているケースもあります。慢性気管支炎と同じく高齢者が患った場合、肺炎を引き起こす事例が多くあるので、放置せずに医師にご相談ください。
慢性気管支炎の治療は、禁煙と薬物療法が中心となります。薬物療法は、痰を抑える去痰薬、気道が閉塞し苦しい場合は、気管支拡張薬を使用します。
急性気管支炎の場合は、合併症の恐れが無いため、慢性気管支炎とは逆に痰の排出を促す薬、もしくは、咳を伴う場合は咳止めを使用します。稀に、細菌感染には抗菌薬を使用することで症状の改善を目指すことがあります。しかし、基本的には抗菌薬の投与は不要であるケースが多く、安静、水分補給などの対症療法が中心となります。
気管支炎は種類によって治療期間に違いがあります。
急性気管支炎の症状は、通常は数日から数週間程で治ります。しかしながら、稀に90日程続くケースもあるため、その場合は医療機関を再受診をしましょう。
慢性気管支炎の場合は、数か月から数年にわたって症状が続くことがあります。
主な合併症として挙げられるのは、肺がんです。
老人の肺がんなどは、咳や少量の痰などが主な症状としてありますが、日常的に咳をしている方にとっては大して気になる症状には感じないことがあります。しかし、その裏では、肺がんを発症しており、重篤化していしまうことがよくあるので軽視しないようにしましょう。
当院では、患者様の待ち時間を短縮するため、24時間Web予約することができるシステムを導入しております。いつでもどこでもご予約いただけますので、是非ご活用ください。
診察の中で、問診、呼吸音、心音などから全身状態を確認させていただきます。そこで確認した情報をもとに検査を実施していきます。診察の際は、症状や経過をできる限り把握し、医師にお伝えいただくことで、診察や後の検査をスムーズに進めることができます。
以下の検査を実施する可能性があります。
胸部レントゲンは、高熱を発しており、肺炎を合併している疑いがある場合に行います。
気管支炎では、高齢者が肺炎を合併し、重篤化してしまうケースが多くあるので、重要な検査となります。
胸部CT検査とは、X線を使って胸部の断層写真を撮影する検査方法です。肺や気管、気管支などの病変を発見することが出来ます。この胸部CT検査は肺がんの診断には欠かせない検査です。
気管支炎でお悩みの方は当院にご相談ください。
気管支炎は、咳や痰といった一見大したことのない症状が主なため、放置されがちな疾患です。しかしながら、肺炎や喘息を合併する恐れがあることから、早めの治療が必要な疾患でもあります。気になる症状のある方は是非ご来院ください。