呼吸器疾患
呼吸器疾患
長く続く咳とは、医学用語では咳嗽(がいそう)といい、数週間以上続く咳のことを指します。
持続的な咳は、身体に負担を与えるだけでなく、夜間では睡眠の妨げになることがあります。このような長引く咳の要因は多岐にわたり、風邪から成人喘息、慢性気管支炎、逆流性食道炎、肺炎、喉頭炎などが挙げられます。
痰は、気道の粘膜で発生する炎症性の分泌物で、細菌やウイルスなどを体外に排除するために生じます。
痰が絡む咳自体に大きな問題はありませんが、長く続く場合や痰の量が多い場合は、体が継続的に細菌やウィルスを排除しようとしている可能性が高いです。
息切れとは、呼吸をすることが困難であったり、十分に息を吸えない状態を指します。
主に気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患、バセドウ病などの肺や心臓の疾患によって引き起こされることがありますが、ストレスが原因となることも考えられます。
胸部には呼吸器としての肺や胸膜だけでなく、心臓、骨、筋肉、上部消化管なども存在し、胸の痛みはいろいろな要因で引き起こされます。
痛みの特徴、痛む箇所、継続時間、痛むタイミングに、胸の痛みにともなって現れるその他の症状によって、考えられる疾患が異なります。