糖尿病
糖尿病
このような症状は高血糖状態であることに起因しています。症状を放置し、これらの症状が深刻化すると心臓病などの合併症に進展してしまう恐れがあります。
糖尿病は初期段階では自覚症状はほとんどありません。現状自覚症状がなくても定期的な検診をおすすめしております。
糖尿病とは、インスリンという肝臓から分泌されるホルモンの一種であり、血中の糖度を調整する役割を担っているホルモンの作用低下によって、血中糖度が慢性的に高くなってしまう病気です。
糖尿病には大きく分けてⅠ型(インスリン依存型)とⅡ型(インスリン非依存型)があります。
まず、Ⅰ型糖尿病は免疫疾患などの影響でインスリンを分泌する細胞が破壊されてしまうことで発症します。自力でインスリンを供給することが難しくなるのでインスリン注射を打つ必要があります。
次に、Ⅱ型糖尿病は遺伝や運動不足、食生活の乱れなどが原因となります。
生活習慣の積み重ねによるものなので、Ⅰ型と比べ身近な病気と言えます。
他にも糖尿病の発症条件には種類がありますがそれらはⅡ型に区分されます。(妊娠糖尿病など)
糖尿病は自分には関係ないと思っている方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし日本の成人6人に1人(約1870万人)は糖尿病の疑いがあると言われているほど、罹患率の高い病気です。自分は関係ないと思わず定期的な検診を心がけましょう。
現在の自覚症状や体調、家族に糖尿病患者はいるかなどお聞かせいただきます。
当院はWEB問診を導入しております、お家で簡単にご記入頂けます。
当日の朝食は抜き、空腹の状態で血糖値を測定します。
血糖測定検査では、血中のブドウ糖を調べます。
尿検査では、尿中のブドウ糖の量を調べます。
上記の検査では「空腹時血糖値」を分析します。そのほかにも「随時血糖値」「ブドウ糖負荷試験」により血糖値の分析をすることが可能です。これらの検査のいずれか一つでも基準を上回っていれば糖尿病と診断されます。
「動脈硬化、血管年齢検査」「頸動脈超音波検査」「糖尿病腎症検査」「眼底検査」などがあります。
糖尿病の治療の目標・目的は、健康状態を適切な血糖値を維持する(悪化させない)ことです。
糖尿病とは慢性的に血糖値が高くなってしまっている状態をさしますので、症状を悪化させないためには継続的な治療(血糖値をコントロールし続けること)が必要であるというのが大前提になります。
体内で不足している部分を薬を使い補っていく治療法になります。
糖尿病の薬は糖を排出させるもの、インスリンを注入するものなどたくさんの種類があります。
患者様によって適切な処方が必要なので医師に相談して進めましょう。
運動を習慣づけることによって、筋肉がつき糖を消費しやすい身体になります。
それに加え、余分な脂肪が減ることで血糖値を維持するためのインスリンが作用しやすくなるので、血糖値をコントロールする環境を整えることができます。
糖尿病の治療法の一つとして食事療法があります。
糖尿病に限った話ではないですが「命は食にあり」ということわざもあるくらい健康は食事に依存しています。
基本的には、野菜、海藻(食物繊維)を多く含めた食事が推奨されており、
炭水化物:タンパク質:脂質=6:2:2のようにバランスのとれた食事をゆっくり噛んで噛んで腹八分目を心がけましょう。
嗜好品は無くすことが理想ではありますが、食べたいときは頻度を決めて摂りましょう。
糖尿病は初期症状が軽く、放置しておくととても危険な病気です。
気になる症状がある方は、当院までお越しください。