マイコプラズマ肺炎の流行について|医療法人ベル会 ベルいやしの呼吸器内科・内科|福岡市早良区小田部の呼吸器内科

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院長ブログ

マイコプラズマ肺炎の流行について|医療法人ベル会 ベルいやしの呼吸器内科・内科|福岡市早良区小田部の呼吸器内科

皆様こんにちは。院長の猪島です。30年近く呼吸器内科医として働いておりますが、今まで見たことがないくらいマイコプラズマ肺炎が流行しております。若い方からお年寄りの方まで大変肺炎の方が多いです。症状は発熱が続いていて咳がひどいという方がほとんどです。マイコプラズマの迅速抗体でのキットで検査ができるのですが、コロナやインフルほどきちんと陽性になる確率はすくなく、血液検査は数日検査結果が出るまでかかります。うちのクリニックはなかなか治らないため近医よりご紹介いただいて受診される患者さんが多いのですが、CTの画像所見でマイコプラズマ肺炎に特徴的な所見があるためそこで判断することが多いです。マイコプラズマ肺炎と思われる場合はそれに合う抗生剤を処方することとなります。なかなか発熱が収まらない咳が出る方は是非一度受診してください。4年に一度オリンピックイヤーに流行する肺炎といわれておりますので、今年はまさにその年です。他人に移しやすく流行し始めるとなかなかとめられません。今年はコロナが終わり他国との交流が盛んになったことも一因かと思われます。若い方でも肺炎になり、勤務医時代に呼吸不全を起こしていて治療で苦労したことがあります。なかなか治らない発熱と咳でお困りの患者さんはどうぞ早めにご来院ください。