各種検査
各種検査
当院では、低線量CTを用いたCT検診のほかにも、さまざまな検査を行っています。
「咳が長引いている」「息苦しい」「健康診断で数値を指摘された」「血圧や血糖値が気になる」――体調の変化には、さまざまな原因が考えられます。
当院では、呼吸器内科・内科の診療をより適切に行うため、肺の働きを調べる検査に加えて、心臓や血管、肝臓・腎臓の状態、血糖や血液の状態を確認できる検査機器をそろえています。
喘息や長引く咳などの呼吸器の病気、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病・脂質異常症・高血圧症などの生活習慣病について、症状と検査結果を総合的にみながら診療を行っています。検査は必要なものを組み合わせ、お一人おひとりの症状や健康状態に合わせてご案内します。

肺機能検査は、マウスピースをくわえて息を大きく吸ったり、勢いよく吐き出したりして、肺の大きさ(肺活量)や息を吐き出す力を調べる検査です。
長引く咳、息切れ、息苦しさなどの症状がある方や、喫煙歴のある方の呼吸機能を確認する際に行います。喫煙が主な原因となるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は、初期には自覚症状が乏しいことも多く、この検査で早期に見つけることができます。
当院で使用している肺機能検査装置「SP-390Rhino」では、肺活量や努力性肺活量などを測定できます。また、鼻の通りやすさを調べる鼻腔通気度検査にも対応しており、睡眠時無呼吸症候群の診療にも活用しています。
肺機能検査は、症状だけでは分かりにくい肺の働きを、数値で確認できる大切な検査です。

呼気NO検査は、吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)の濃度を測る検査です。
喘息では、気道(空気の通り道)に「好酸球」という白血球が関わる炎症が起きていることが多く、このとき吐いた息のNO濃度が高くなります。そのため、喘息の診断や、治療の効果を確認する際の参考になります。
検査は、専用の機器「NObreath V2」に一定の強さで息を吐き続けるだけです。痛みはなく、測定時間は大人で約12秒、お子さまで約10秒と短時間で終わります。
呼気NO検査は、肺機能検査など他の検査と組み合わせることで、呼吸器症状の原因を調べるのに役立ちます。

超音波(エコー)検査は、超音波をあてて体の内部の様子を画像で確認する検査です。放射線を使わないため被ばくの心配がなく、痛みもほとんどありません。
当院では、GE HealthcareのVersana Premier R2.0を導入し、腹部から心臓・血管まで幅広い部位の検査を行っています。
生活習慣病の診療では、血圧・血糖・コレステロールなどの数値だけでなく、血管や臓器の状態を実際に確認することも大切です。
※エコー検査は予約制です。腹部エコーは正確に観察するため、食事を抜いた状態で受けていただきます(午前の検査は朝食抜き、午後の検査は昼食抜き)。

心電図検査は、心臓が動くときに生じるわずかな電気の変化を記録し、脈のリズムや心臓の状態を調べる検査です。ベッドに横になり、胸と手首・足首に電極をつけて行います。痛みはなく、数分で終わります。
胸の痛み、動悸、脈の乱れ、息苦しさ、めまいなどの症状がある場合や、健康診断で心電図の異常を指摘された場合などに行います。
当院では、フクダ電子の解析機能付き心電計「FCP-8200」を使用しています。
また、心筋梗塞が疑われる場合には、血液中のトロポニンTを調べる迅速検査キットを用意しており、院内ですぐに結果を確認できます。心電図とあわせて、心筋が傷ついていないかを判断する材料になります。
呼吸器の症状だと思っていた息苦しさが、実は心臓の病気によって起きていることもあります。そのため当院では、必要に応じて心電図検査などを組み合わせ、原因を確認しています。
※突然の強い胸の痛みや、冷や汗を伴う胸の苦しさ、急に強い息苦しさが出た場合は、ためらわず救急車(119番)を呼んでください。

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、過去1~2か月の平均的な血糖の状態を反映する検査値です。採血したその時点の値を示す血糖値に対し、HbA1cは食事の影響を受けにくく、一定期間の血糖コントロールの状態を知ることができます。
当院では、ニプロの「LapicL」を導入して院内で測定しているため、当日に結果をお伝えできます。
糖尿病の診断や治療では、血糖値とHbA1cなど複数の情報を組み合わせて、患者さんごとの状態を把握します。
生活習慣病は、自覚症状がないまま進行することも少なくありません。定期的な検査で体の状態を確認し、食事・運動・薬物療法など、その方に合った治療につなげることが大切です。

血液中の赤血球・白血球・血小板などの数を調べる検査を、血球計数検査(CBC)といいます。
当院では、HORIBAの「LC-5000」を導入し、白血球の種類ごとの割合(白血球5分類)も含めて院内で測定しています。結果は当日にお伝えできます。
発熱やだるさがあるとき、貧血が疑われるとき、感染症や炎症の状態を確認したいときなど、内科診療のさまざまな場面で役立ちます。
症状や診察の結果とあわせて血液の状態を確認することで、診療に必要な情報を得ることができます。

血液生化学検査では、血液中のさまざまな成分を測定し、肝臓・腎臓・膵臓・心臓などの臓器の状態や、糖・脂質の代謝、栄養の状態を確認します。
当院では、富士フイルムの「富士ドライケム NX600」を導入し、主に次の項目を院内で測定しています。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病では、血圧や血糖値だけでなく、腎臓の働きや脂質などを継続的に確認することが大切です。
当院では、必要な血液検査を行いながら、現在の体の状態とこれまでの検査結果の推移を確認し、継続的な健康管理につなげています。
当院では、呼吸器内科の診療を中心に、一般的な内科の症状や生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群などの診療も行っています。
「咳が続いているけれど、何科を受診すればいいか分からない」
「息苦しさの原因を調べたい」
「健康診断の結果について相談したい」
「血糖やコレステロールが気になっている」
「睡眠中のいびきや呼吸の止まりが気になる」
このような場合も、症状や健康状態を確認したうえで、必要な検査をご案内します。
呼吸器の検査に加えて、心電図・超音波・血液検査などを組み合わせることで、ひとつの症状だけにとらわれず、全身の状態をふまえた診療を大切にしています。
気になる症状や健康診断の結果がありましたら、お気軽にご相談ください。